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ジブリパーク:乗り物で巡る遊園地ではなく、歩いて分け入る森
デスティネーションガイド愛知県

ジブリパーク:乗り物で巡る遊園地ではなく、歩いて分け入る森

Ghibli Park

著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち

ジブリパークはどんな場所か

有名なテーマパークはたいてい、ゲートと行列と乗り物でできています。でもジブリパークは、そういう作り方をしていません。スタジオジブリの映画の世界を実物大で、しかも手作りで、もとからそこにあった公園の森の中に築き上げ、あとは歩いて見つけるだけになっています。

本当に、歩きます。ジブリパークには乗り物で回る場所はありません。木々の間の小径を、自分の足で歩いて入っていきます。5つのエリアは、名古屋近郊にある愛・地球博記念公園という広い敷地の中に点在していて、ここはジブリが来るずっと前から、誰でも無料で入れる公園でした。エリアとエリアの間には森の遊歩道があり、映画とは関係のない観覧車やサイクリングコースもあって、となりのトトロの家が、まるで昔からそこにあったかのように木立の丘の上に建っています。日本政府観光局もはっきり言っています。絶叫マシンもきらびやかな仕掛けもない、ただ「ゆっくり歩いてみませんか」という誘いだけがある場所だと。ここでは、映画の世界が景色の中にそっと紛れています。こちらから探しに行く形になります。

これは、暗く作り込まれた部屋の中でデジタルアートに包まれる東京のチームラボとは、真逆の発想です。ジブリパークは屋外で、日の光の下に、あえて間を空けて点在しています。

よく混同されますが、ここで紹介するのは愛知のジブリパークです。東京・三鷹にある小さな三鷹の森ジブリ美術館とはまったく別の場所で、チケットも共通ではありません。自分が本当に行きたいほうを予約してくださいね。

当日の流れ

ステップ1:予約と行き方

ジブリパークへの旅は、実際に足を運ぶ何週間も前から始まります。ふらっと立ち寄れる場所ではないからです。入場は完全予約制で、当日窓口での販売はありません。毎月のチケットは2か月前の10日、日本時間の午後2時に発売され、海外からの方はローソンチケットかKlookで購入できます。人気の日程はすぐに埋まってしまうこともあるので、画面を何度も更新してしまうのも、よくあることです。これは国内から予約する場合も同じで、愛知県民は毎月27日に先行予約できます。第一希望の日が埋まっていても、たいてい別の日はまだ空いています。すべてが予約前提で動いているからこそ、多くの人がこの日を先に決めて、そこから旅程を組み立てます。

行き方からして、もうのんびりしています。名古屋から地下鉄東山線で藤が丘まで行き、そこでリニモという短いリニアモーターカー路線に乗り換えて、愛・地球博記念公園駅までゆったり滑るように進みます。ここまでで所要時間はおよそ45分。駅を出てすぐが公園の入り口で、5つのエリアはそこからさらに少し歩いた先に広がっています。ジブリパーク専用の駐車場はないので、電車で行くのが基本の計画になります。乗り換えが不安なら、日本国内の移動ガイドで手順を紹介しています。

ステップ2:ジブリの大倉庫

多くの人はまず、ジブリの大倉庫から見学を始めます。ここは唯一の屋内エリアで、チケットに入場時間が指定されているのもここだけです。もとは2018年に閉鎖された温水プール施設の中に作られたもので、これがいかにもジブリらしいところです。何もかも取り壊して更地から建て直すようなことはせず、もとからあったものをできるだけ活かしているのです。中は屋根つきの街並みです。手描きの看板、ここだけの短編を流す小さな映画館、触ってみてくださいと案内されているセット。スタッフの方から「引き出しを開けてみてください」「棚の本を手に取ってみてください」と声をかけられることもあります。ここでは、ただ眺めている時間が長くなります。扉枠の使い込んだ塗り、ラベルの手書き文字。

実用的な注意点をひとつ。パーク内の多くの場所で撮影が制限されていて、許可された特定のスポット以外では撮影できず、フラッシュや三脚、自撮り棒も使えません。最初は、スマホをしまっておくのが少し落ち着かないかもしれません。でもこの制限があるからこそ、それぞれの部屋は静かな空気を保っていて、写真に残さず目に焼き付けるのも、悪くないものです。この点をもっと詳しく知りたい方は、日本の観光地での撮影マナーについての記事もご覧ください。

ステップ3:森の中へ

大倉庫を出たら、そこから先は歩くことが前提になります。各エリアは森の小径を数百メートル隔てて点在していて、次のエリアに着くまで、しばらく木々の中を歩くことになります。

どんどこ森には、となりのトトロに登場するさつきとメイの家があります。小さな丘を登った頂上に、木の柱や縁側まで再現されて建っています。青春の丘には、耳をすませばに出てくる骨董品店や、レトロなSFに出てきそうなエレベーター塔が集まっています。どのエリアも、周囲の公園と柵で仕切られていません。すぐそばを家族連れが自転車で通り過ぎ、近くの茶屋では抹茶がふるまわれ、映画のセットは、その日常のただ中に、柵もなく立っています。

映画を見ていなくても、この良さは伝わります。スタジオジブリの作品を全部見てきた人は、ふと立ち止まってしまうような細部に気づくでしょう。一本も見たことがない人でも、森の中の家をひと部屋ずつ歩けば、板一枚、蝶番ひとつにまで誰かが途方もない心を込めたことを感じ取れるはずです。旅の話に乗り気じゃなかった友人こそ、誘ってみてください。そういう人でも、じゅうぶん楽しめる場所です。

ステップ4:何を見るか選ぶ

ここからは、買ったチケットの種類で一日の中身が変わります。ジブリパークには、一枚で全部見られるような単一の入場券はありません。「おさんぽ」DAYチケット プレミアムなら、5つのエリアすべてと、中に入れる建物すべてが対象になります。より手頃なスタンダードは3つのエリアのみで、それ以外は外から眺めるだけになり、青春の丘とどんどこ森はそもそも対象に含まれていません。つまりトトロの家も含まれない、ということです。最も広いエリアである魔女の谷では、ハウルの動く城や魔女の家の中に入るのに、当日購入の追加チケットが必要になる場合があります。

先に知っておけば、困ることはありません。スタンダードでは建物の中に入れず、2つのエリアも対象外になるので、まず入りたい世界を決めて、その建物に入れるチケットを選ぶと失敗しません。そして、その日にほんの数エリアしか回れなくても、それで十分です。このパークはもともと広く作られていて、一つのエリアをゆっくり回れたなら、それで来た甲斐はあります。

ステップ5:森を抜けて帰る道

駅へ戻る道すがら、なぜこういう作りなのか、つい考えてしまいます。これほど作品への情熱を注げるスタジオなら、乗り物や行列を敷地いっぱいに詰め込んで、もっと多くのチケットを売ることもできたはずです。でも選ばれたのは、森の小径と、エリア間の長い道と、一軒ずつ入る家でした。木々、広く取られた距離、映画のセットを取り囲むごく普通の公園の息づかい、その余白こそが、このパークの設計そのものです。

すべてを見て回ることはできないでしょう。一日で見尽くせる人はほとんどいません。それでも、丘を登って一軒の家にたどり着き、その扉を開け、途方もない丁寧さで作られた映画の中の一室に、ほんのひととき立っていられたなら、それだけで、ジブリパークの良さは十分に伝わっているはずです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

知っておくと安心なこと

チケット料金、予約開始日、開園時間は変更されることがあります。予約の前には必ず公式サイトでご確認ください。

チケット ジブリパークでは、一枚で全部入れる入場券ではなく、時間指定のパスが販売されています。海外からの方に特に関係が深いのは、5つのエリアと建物の内部すべてをカバーする「おさんぽ」DAYチケット プレミアムと、3つのエリア(ジブリの大倉庫、もののけの里、魔女の谷)をカバーするスタンダードの2種類です。スタンダードには青春の丘とどんどこ森はまったく含まれておらず、魔女の谷の中で建物の内部(オキノ邸、ハウルの城、魔女の家)に入るには、当日購入の追加チケットが必要です。大人料金はプレミアムが平日7,300円、土日祝7,800円、スタンダードが平日3,300円、土日祝3,800円。4歳から12歳の子どもはおおよそ半額です。最終確認:2026年7月 公式チケットページ

予約 完全予約制で、当日窓口での販売はありません。毎月のチケットは2か月前の10日、日本時間午後2時に発売され、海外からの購入はローソンチケットかKlookで行います。チケットは返金・譲渡ができず、本人確認が行われる場合があるので、身分証明書を持参してください。最終確認:2026年7月 公式チケットページ

開園時間 基本的に平日は午前10時から午後5時まで、土日祝は午前9時から午後5時までで、建物内に入れるエリアの最終入場は午後4時30分です。休園日は基本的に火曜日ですが、月ごとのカレンダーで確認してください。最終確認:2026年7月 公式カレンダー

行き方 名古屋から地下鉄東山線で藤が丘まで行き、そこからリニモに乗り換えて愛・地球博記念公園駅まで、全体でおよそ45分です。駅を出るとすぐに公園が始まり、ジブリの各エリアはそこからさらに少し歩いた先にあります(大倉庫までは約400メートル、遠いエリアだと1キロメートルほど)。リニモの一日乗車券は大人800円。ジブリパーク専用の駐車場はありません。最終確認:2026年7月 リニモのアクセス案内

撮影について パーク内の多くの場所で撮影が制限されていて、指定されたスポット以外では撮影できず、フラッシュ、三脚、自撮り棒も使用できません。最終確認:2026年7月 公式FAQ

服装と滞在時間の目安 エリア間の移動は屋外をかなり歩くことになるので、履き慣れた靴と天候に合わせた服装が大切です。プレミアムパスなら丸一日かけて回るのが現実的で、大倉庫と、あと1つか2つのエリアでゆったり過ごす人も多くいます。

思うようにいかなかったときは

希望の日が売り切れていたら。 これはよくあることです。毎月10日の発売日をチェックし、平日の日程も検討してみてください。そして旅程の「おまけ」にせず、旅の軸としてこの日を先に決めてしまうのがおすすめです。愛知県民は一足早く予約できるため、一般販売の時点ですでに埋まっている日もあります。

スタンダードを買ったけれど、家の中に入りたくなったら。 スタンダードには建物の内部も、青春の丘とどんどこ森のエリアも含まれていません。再現された家の中に実際に足を踏み入れたいなら、それが叶うのはプレミアムパスだけなので、訪問前にまだ変更が可能かどうか確認してみてください。

乗り物があると思っていたら。 ジブリパークに乗り物はほとんどありません。わざとそうしています。アトラクションの行列に並ぶというより、手作りの場所を歩いて巡るつもりで訪れれば、満足できる一日になります。一緒に行く人、特に遊園地が大好きなお子さんには、あらかじめそのことを伝えておくとよいでしょう。

一日では足りないと感じたら。 各エリアは広い公園の中に点在していて、すべてを見尽くすことはできません。自分が一番気になるエリアを選んで、そこをじっくり味わってください。一度の訪問で5つ全部を回る必要はありません。

雨が降ったら。 ジブリの大倉庫は完全な屋内施設で、数時間はゆうに過ごせます。雨の日は、ここを中心に組み立てるとうまくいきます。周囲の公園には屋内型の子ども向け施設もあります。

三鷹の森ジブリ美術館と混同していたら。 この2つはまったく別の場所です。ジブリパークは名古屋近郊の愛知県にあり、三鷹の森ジブリ美術館は東京都三鷹市にあります。片方のチケットではもう片方に入れないので、自分が本当に行きたいほうを予約できているか、必ず確認してください。

出典

Photo by Frederick Shaw on Unsplash (Unsplash License).

WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。

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