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聖地巡礼と、そこに暮らす人たち
日本の仕組み著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち更新 22 分で読める

聖地巡礼と、そこに暮らす人たち

茨城に、小さな海辺の町があります。そこではお年寄りの店主が、訪れる人を「おかえり」と迎えます。その多くは、戦車に乗る女子高生を描いたアニメをきっかけに、この町にやって来た人たちです。住民の誰一人として、物語の中で暮らすことを選んだわけではありません。それでもなぜか、その物語は、町が訪れる人を愛するきっかけになったのです。

聖地巡礼。この言葉が指す体験のうち、スポット紹介のリストでは決して語られない部分があります。実在のロケ地が「どこ」にあるかを教えてくれるガイドは、それこそ百も見つかります。けれど、そこに実際に暮らす人たちが、自分の通りや神社や家業の前にファンが現れたとき、どう感じているのか。それを伝えるものは、ほとんどありません。

だから私たちは、その声を探しに行きました。そして見えてきた答えは、想像よりずっと温かいものでした。

この記事のポイント:

  • アニメで有名になった町、たとえば大洗(『ガールズ&パンツァー』)、鷲宮(『らき☆すた』)、沼津(『ラブライブ!サンシャイン!!』)は、ファンに負担をかけられたというより、しばしばファンによって活気を取り戻した
  • 鷲宮神社の正月参拝者は、アニメ放送後に9万人から47万人へと急増。大洗の町の祭りも約6万5千人から13万5千人に成長した
  • 集めた住民・地元の48の声のうち、約83%がファンを歓迎。警戒する少数派が心配していたのも、ファンがいること自体より、マナーのほうだった
  • 実際に起きる摩擦(有名な鎌倉の踏切、秩父のある個人宅)は、ほぼ必ず具体的な行動、つまり交通を妨げる、立ち入り禁止の場所に入る、騒音といったことについてであって、ファンが来ること自体ではありません
  • すべてを決めるたった一つのこと。その場所を人が暮らす町として扱うか、それとも撮影セットとして扱うか

日本の町は、アニメファンが訪れることをどう感じているのでしょう?アニメで有名になった場所の住民から声を集めてみると、その答えは本当に温かいものでした。大洗や鷲宮のような町はファンによって息を吹き返し、店主はいまや常連を名前で呼びます。存在する摩擦は、そのほとんどが具体的な行動についてであって、ファンが来ること自体ではありません。その町を「人が暮らす場所」として扱えば、あなたは歓迎されます。

鷲宮神社の正月参拝者は、たった一本のアニメのあとに9万人から47万人へと増えました。大洗の町の祭りも約13万5千人にまで成長しています。

これらの町は、ファンに押しつぶされたのではありません。ファンによって生き返ったのです。


クイックガイド

あなたがすること 地元の人の気持ち
🟢 歓迎 訪れる、何かを買う、挨拶する、その場所を「町」として扱う 「おかえりなさい」。大洗、沼津、鷲宮では、店主がファンの顔を覚え、常連を記憶し、心から再会を楽しみにしています。あなたの訪問が、小さな町を生かし続けます。
🟡 場合による 大人数の興奮した集団で来る、静かな住宅地の路地に長居する 来たこと自体を嫌がる人はほとんどいません。ただ、ゆっくり歩く大声の人で狭い道がいっぱいになると、暮らす人は少しずつ疲れていきます。少人数で、声は控えめに。
🔴 ここが境界線 道に立って撮影する、私有地に足を踏み入れる、夜に行く、ゴミを残す 温かさが疲れに変わるのは、まさにここです。あなたがファンだからではありません。誰かの家や踏切、現役の神社を、舞台セットのように扱ってしまうとき、人は疲れるのです。

覚えておきたいたった一つのこと: これらの町で「ファンに来てほしくない」と願う人は、ほとんどいません。彼らが求めるのはささやかなことです。ここに本当に人が暮らし、働き、眠り、道を渡っているのだと忘れないでほしい、ということだけ。町として扱えば、町はあなたを客として迎えてくれます。


物語によって「目的地」になった場所

たいていの旅先は、ゆっくりと名声を得ていきます。名高い城、千年の歴史を持つ神社、自然の絶景。けれどアニメの聖地巡礼は、まったく違う仕組みで生まれます。町は一夜にして目的地になりうるのです。しかもその理由は、住民が望んだものではありません。あるスタジオが、彼らのありふれた通りを物語の舞台に選んだ。すると突然、世界中の人が、架空のキャラクターがかつて立った場所に立ちたいと願うようになるのです。

これはもう、一部のマニアの趣味ではありません。2016年に設立された日本の「アニメツーリズム協会」は、「行ってみたいアニメ聖地」を選ぶファン投票を毎年行っています。2026年版には110か国・地域から約8万5千票が集まり、投票者の約3分の1は海外在住でした。旅行プラットフォームのTrip.com Groupは、アジア全域でアニメ・漫画関連の旅行検索が前年比195%増、AnimeJapan 2026の海外チケット販売が697%増となり、82か国から来場者があったと報告しています。さらに日本政府の観光調査では、訪日客の8.1%が今回の旅で映画・アニメのロケ地をすでに訪れたと回答し、別の11.8%が次回は訪れたいと答えています。

言い換えれば、誰かの故郷にスクリーンショットを片手にやって来る訪問者が、着実に増えているということです。だからこそ、この記事が答えようとする問いが浮かびます。その「誰か」は、それをどう感じているのか?

あなたが読んでいるものについて: これは科学的な調査ではありません。日本の住民、店主、地元の人たちが自分自身の言葉で語ったこと(記名インタビュー、町の報告書、公開フォーラムでの発言)に、これらの町に実際に起きたことの記録された事実を合わせたものです。感謝にあふれた声もあれば、疲れをにじませた声も少しあります。その混ざり具合こそが、大切なところです。


温度感:これらの町は、あなたが来てくれて嬉しい

私たちは、アニメで有名になった町の住民・店主・地元の人たちの声と、巡礼についての公開された意見を集めました。48の声は、こう分かれました。

歓迎・感謝
83%
マナー次第
13%
来ないでほしい
4%
これらの声の主:歓迎の声の多くは、ファンによって活気を取り戻した町(大洗、沼津、鷲宮)の住民や店主が、インタビューや町の報告書の中で記名で語ったものです。警戒の声は公開Q&Aフォーラムから集めたもので、住民本人というより、住民がきっと感じているだろうと想像して語る人が多くを占めます。これは世論調査というより、声を集めたものだとお考えください。

住民インタビューに表れる温かさには、はっとさせられます。『ガールズ&パンツァー』の町、大洗で、ある豆腐店の店主は、ファンが自分にとってどんな存在になったかを、こう語りました。

ウチに来る人は地元のお土産を持ってきてくれて、『お母さん、いつも買い物できなくてすいません』って言うんですよ — 大洗の豆腐店店主

なんか自分の息子よりファンの人の顔を見ている方が多いですね — 大洗の豆腐店店主

地元の理髪店の店主は、その変化を、懐疑的だった人たちが心を開いていった部分まで含めて、さらにあけすけに語っています。

私の古い知り合いには『ガルパン』をすぐには受け入れられない店主もいたのですが、今は『ファンとだけ商売したいぐらいだ』と話しているのを耳にしています — 大洗の理髪店店主

これは一つの町だけの話ではありません。『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台となった海辺の街・沼津では、商店街を挙げてファンを迎えようと旗を振った店主が、こう言い切りました。

『ラブライブ!サンシャイン!!』のファンはとってもいい子が多いんですよ。悪いところが見当たらないくらい — 沼津の店主

思えば、私の40~50代は『ラブライブ!サンシャイン‼』のおかげで充実したものになったと感じます。本当に感謝しています — 沼津の店主

💡 我慢を超えた歓迎

これらの町がファンをただ我慢しているわけではない、というのが驚きです。多くの住民は、ファンを「贈り物」のように語ります。廃れかけた商店街を生き返らせ、家族のように感じられ、会えるのを心待ちにする存在として。温かさは、双方向に流れています。


なぜ一本のアニメが町を救えるのか

この歓迎を理解するには、ファンが訪れる前、これらの町が何に直面していたかを知ると助けになります。

大洗は人口約1万7千人の小さな港町です。2012年に『ガールズ&パンツァー』が放送されたとき、町はまだ立ち直りの途中でした。2011年の地震と津波が海岸を打ちのめし、近隣の福島第一原発事故による風評被害が、その後何年も観光客を遠ざけていたのです。商店街は静まり返っていました。そんなとき、戦車バトルアニメのファンが姿を見せはじめ、地元の商工会がそれに乗ったのです。

町の年に一度のあんこう祭が、その物語を数字で語っています。『ガールズ&パンツァー』との最初のタイアップで、2012年の来場者はおよそ6万5千人へと倍増し、2013年には記録的な10万人に達し、2018年には約13万5千人にまで届きました。象徴的なのは、町がいわゆる「経済効果」の総額をあえて算出していないと語っていることです。目的は、表計算ソフトの上の数字では決してなかったのです。

東京の北にある鷲宮は、同じパターンをさらに劇的に示しています。『らき☆すた』の前、地元の神社の正月三が日の参拝者は約9万人でした。アニメのあと、その数字は翌年30万人に跳ね上がり、ピーク時には約47万人に達しました。2008年には、町はアニメのキャラクターに公式の「特別住民票」を交付するまでに至っています。地元の商工会は、この現象と戦わず、それを軸にまとまったのです。

ほかの町が同じことを試みて失敗したなかで、これらの場所がうまくいった理由は、マーケティング予算よりも、いくつかの「人」に関わることに行き着きます。それが起きるのを間近で見ていた大洗の住民は、転機をこう語りました。

きっかけはガルパンだったかもしれませんが、みなさん何度か通ううちにアニメのファンからまちのファンになっていきました — 大洗の住民

ある町の職員は、その秘訣を、アニメとはまったく関係のない言葉で、ずばり言い当てました。

商店街の強みってコミュニケーション力だと思うんです — 大洗の町職員

そして何より大切なのは、この歓迎が条件つきだったということです。ファンの振る舞いによって勝ち取られたものだったのです。店主たちが心を開いていった経緯を語った同じ理髪店の店主は、その理由をこう説明しました。

『ガルパン』関係のイベントは終了後もゴミがまったく落ちていないんですよ。そのようにマナーの良いお客さんだからこそ我々も快く受け入れることができ、現在のような良い関係へと繋がった — 大洗の理髪店店主

💡 ファンを通わせ続けるのは、お互いさまの心

有名なアニメは、町を地図に載せることができます。けれど人を通い続けさせるもの、そして町の警戒を温かさへ変えるものは、一つの循環です。ファンが感謝にあふれた客として振る舞い、住民が心からのもてなしで応え、ファンは家族に近い存在として帰ってくる。アニメは扉を開けます。けれどその扉をくぐるのは、マナーとお互いさまの心なのです。


境界線:問題は「振る舞い」であって「訪れること」ではない

歓迎がこれほど温かいなら、オーバーツーリズムの見出しはどこから来るのでしょう?これは、出かける前に理解しておきたい最も大切なことです。そしてデータは、その点を驚くほどはっきりと示しています。

私たちは、巡礼にまつわる摩擦に絞って声を集めました。住民や地元の人たちが実際に異議を唱えていたのは、こうした内容でした。

具体的な振る舞い(訪問自体ではない)
90%
人の多さそのもの
10%
ファンが来ること自体
0%
このゲージは、摩擦について語った声のなかで、不満がに向けられていたかを分類したものです。ファンが訪れること自体に異議を唱えた声はほとんどありませんでした。不満は具体的な行動(道に立つ、私有地に入る、騒音、ゴミ)や、ときに圧倒的な人の数についてのものでした。赤いバーが空っぽであること、それこそがすべてを物語っています。

最も有名な摩擦の地点は、『スラムダンク』で象徴的になった海辺の鎌倉高校前の踏切です。市は警備員を配置し、訪れる人にマナーを守るよう呼びかけてきました。ピーク時には警備員が2人から7人に増えたほどです。けれど、地元の人が実際に何に異議を唱えているのか、その声に耳を傾けてみてください。

観光客が線路内に侵入したり、道路のど真ん中で撮影したりしていて危ないと思ったことが何度もあります。単純に、交通の妨げになるのは生活するうえで迷惑なのですが — 鎌倉の住民

不満は「ファンが来た」ことではありませんでした。問題にされたのは「人が道に立っていた」ことです。この区別は、私たちが見つけたほぼすべての摩擦の話に通底しています。『ぼっち・ざ・ろっく!』の舞台となった東京の街・下北沢の住民は、その線を正確に引きました。

『来ないでくれ』とは言いませんが、住宅地なのに観光地に遊びに行くような感覚はやめてほしいです — 下北沢の住民

このたった一文が、この記事全体の中で最も役に立つものかもしれません。来るなとは言わない。歓迎は本物です。でも私の家をテーマパークのように扱わないでほしい。求めているのは、ただそれだけ。どの町の観光にも利害を持たない、匿名のフォーラムの人たちでさえ、同じ結論にたどり着いていました。

聖地巡礼かどうかは全く問題ではなく、その人の倫理観、常識に問題があるのだと思います

境界線が最も鋭く現れるのは、「ロケ地」が実は誰かの家であるときです。秩父では、ある映画の鳥居のモデルになった場所が、個人の家族の私有地にあることがわかりました。その家主の願いは、ほとんど優しいものでした。

ただ、家には入らないでってだけなんです — 秩父の家主

そして映画『この世界の片隅に』の監督は、ある狭い住宅地区に立ち入らないようファンに求めました。その言葉は、原理のすべてを言い表しています。

現地にはコンビニも商店もなく借りられるトイレもありません。そこは観光地ではないのです — 同作品の監督

💡 「来るな」と言う人は、ほとんどいない

これは、あなたの旅のしかたを変えるはずの発見です。私たちが集めた摩擦の声のなかで、ファンが訪れることへの異議は、ほぼ皆無でした。異議はひと握りの行動、つまり線路に立つ、私有地に入る、夜に行く、ゴミを残すといった行動に向けられていました。人が暮らす場所を「風景」として扱う行動です。それらを避ければ、あなたは問題の一部にはなりません。むしろ、歓迎される客なのです。


お金以上のもの:ファンが地元の一員になるとき

これらの関係が本物であることを最も深く示すのは、時間とともに起きることです。うまくいった町では、ファンは観光客であることをやめ、まったく別の存在になっていきました。

大洗では、地元の人たちが訪問者につけた愛称があります。あるファンはこう振り返りました。

数年前大洗に行った時、地元のおばあちゃんに『ガルパンさんですか?』って聞かれた

その言葉「ガルパンさん」は、それ自体が小さな記念碑です。町は、訪れる人に愛情のこもった名前を贈ったのです。ある町の職員は、その立場の変化をこう語りました。

もはやガルパンファンの方々は、観光客ではあるんでしょうけど、観光客ではないんでしょうね。大洗にすごく愛着をもっていただけていると思います — 大洗の町職員

その絆は、アニメの人気よりも長く続きます。鷲宮では、ある菓子店の店主が、客たちの人生のひとまとまりがほどけていくのを見守ってきました。

10年前には高校生や大学生だったファンの方から、今では『結婚した』とか『子供ができた』といった報告も受けるようになりました。それでも皆さん来てくださいます — 鷲宮の菓子店店主

ここには、世代をめぐる物語も折り込まれています。いまではファンを愛おしく思う店主の多くが、最初はまったく面食らうところから始まりました。鷲宮の商店主たちは、それを率直に認めたうえで、拒絶せず、好奇心のほうを選びました。

正直、このアニメについて、当初自分たちには理解できない部分もあった。…まずはちゃんと話をしてみるべきではないか — 鷲宮の商店会

その選択、つまり「まず話す、判断はあとで」こそが、番組を見たこともない人たちでいっぱいの高齢化した商店街が、全国から来る二十代の若者たちとお土産や内輪の冗談を交わすようになった理由です。沼津のある店主が驚きとともに語ったように、静かに高齢化が進んでいた通りが、突然二十代・三十代の若者で満たされ、町は「明るくなった」のです。

💡 本当の商品は、グッズではなかった

鷲宮のある商店主は、目的は短期的な利益では決してなかったと語ります。ファンに幸せになってほしい、そうすれば経済はあとからついてくると信じていた、と。それが、これらの町に流れる静かな論理です。彼らがしたのは、ファンに何かを「売る」ことではありませんでした。ファンと「友だちになった」のです。そして友情は、結局のところ、人を十年も通い続けさせるのです。


日本のしくみ:この歓迎はどう支えられているのか

これほどの温かさは、まったくの偶然で生まれるわけではありません。この十年ほどのあいだに、日本は聖地巡礼をめぐって、公式の枠組みと、市民の側の知恵の両方を静かに築き上げてきました。その二つを知ると、この現象がめったにこじれない理由が見えてきます。

その公式の層にあたるのが、アニメツーリズム協会です。出版社KADOKAWAの呼びかけで2016年に設立された非営利団体で、毎年、世界中のファン投票を行い、およそ88か所の目的地を選ぶ入れ替え制のリスト、*「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」*を発表しています。けれどこのリストは、単なる人気ランキングではありません。ある場所が選ばれる前に、協会は作品の権利元と地元の自治体との調整を行います。だから選定される聖地は、どこもスタジオと町の双方が「ファンを迎えたい」と合意した場所なのです。この「許可を前提とした」仕組みこそ、日本の聖地巡礼が対立よりも協力へと向かいやすい、静かな理由です。地図に載る町は、自ら望んでそこにいるのですから。公式のリストとその選定基準は、協会自身のサイトで見ることができます。

その公式の枠組みの下には、もっと人間くさい何かがあり、それにはちゃんと名前がついています。何十年もの衰退と人口減少に直面してきた日本の地方は、地域計画の担い手たちが関係人口と呼ぶものを大切にするようになりました。そこに暮らすことはなくても、その土地と長く続くつながりを結ぶ人たちのことです。アニメファンは、その関係人口のもっとも純粋なかたちであることがわかってきました。大洗の常連のなかには、深く愛着を抱くあまり、最終的におよそ百人が移り住んだ人たちもいます。そしてこのモデルは、まねをされながら広がっていきます。鷲宮が何が可能かを示したあと、後発の町々はそれを意識して学びました。秩父のある担い手は、その狙いを、人を大勢集めることよりも、ファンが帰ってこられる場所をつくることだと語っています。88のリストが公式の地図なら、関係人口は、町がいつまでも「おかえり」と言い続ける理由なのです。


これがあなたの旅にとって意味すること

もしあなたが自分自身の巡礼を計画しているなら(アニメの町、映画のロケ地、ミュージックビデオの場所へ)、その結論は、心を軽くしてくれるものです。あなたは、ほぼ間違いなく歓迎されます。 物語を軸にアイデンティティを築いた町は、あなたに来てほしいのです。あなたの訪問は、ひとつの場所を生かし続ける、小さな行いなのです。

エチケットのすべては、たった一つの考えに収まります。そこを「セット」ではなく「町」として扱うこと。

  • 何かを買い、挨拶をする。 これらの場所の魔法は、会話のなかにあります。地元の店での一つの買い物と一言の挨拶が、儀式のすべてです。それが、あなたを「撮影者」から「客」へと変えるのです。
  • 共有の空間に気を配る。 鎌倉の踏切のような場所では、道路や線路に立ち入らず、写真のために交通や出入り口をふさがないこと。敬意ある撮影のすべては、観光地での撮影マナーのガイドを、人を撮ることについては日本で撮られるとはどういうことかをご覧ください。
  • 決して私有地に足を踏み入れない。 もし「ロケ地」が誰かの家・庭・仕事場のように見えるなら、それは本当にそうです。公道から撮影し、決して中に入らないこと。
  • 集団・騒音・時間帯の空気を読む。 朝7時の静かな住宅地の路地は、興奮した集団写真撮影の場ではありません。少人数で、声は控えめに、日中の時間帯に。
  • 分散する。 アニメツーリズムも、日本のすべての旅と同じく、本当は分散の課題です。本当の答えは、ファンを減らすことよりも、ファンが有名な踏切と同じくらい温かく、知られざる町を訪れることにあります。鎌倉のような町は、早く来てじっくり留まる訪問者に、ちゃんと応えてくれます。
  • すべての聖地巡礼が、静かな町へ向かうわけではありません。 ファンによっては、聖地はサブカルチャーそのもの、という場合もあります。東京・秋葉原の、フィギュア、ゲーム、そして裏路地のビルに積み重なるフロアがそれにあたります。日本の全国紙自身が、この街を「聖地」と呼んでいます。もしあなたが惹かれるのがそちらなら、まずは私たちの正直な見立て秋葉原は行く価値ある?と、秋葉原ガイドから始めてみてください。

これらを実践すれば、あなたは自分を疎ましく思う町に乗り込むのではありません。きっと、あなたの顔を覚えてくれる町へと、歩いていくことになるのです。


聖地巡礼をしたことはありますか?

日本でアニメ・映画・楽曲の舞台になった現実の場所を訪れ、そこに暮らす人たちに出会ったことはありますか?どんな体験だったか、ぜひ聞かせてください。

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出典

事実とデータ(Tier 1-2)

  • 大洗とあんこう祭(『ガールズ&パンツァー』)
    • 全国町村会、大洗の事例エッセイ。祭りの来場者が約6万5千人(2012年)、約10万人(2013〜14年)へと倍増。町は経済効果額をあえて算出しなかったと記載:zck.or.jp
    • 筑波大学、地域研究年報38(2016年)。2011年の災害と風評被害からの復興の文脈:geoenv.tsukuba.ac.jp (PDF)
    • 京都大学防災研究所の災害研究論文。商工会の役割、ファンのボランティア、成功の条件:dpri.kyoto-u.ac.jp (PDF)
    • 祭りの来場者約13万5千人(2018年)、主催者発表:Famitsu
  • 鷲宮神社(『らき☆すた』)
    • MANTANWEB(毎日新聞グループ)。正月三が日の参拝者:9万人(2007年、アニメ前)→ 30万人(2008年)→ 約47万人(2011〜12年ピーク):mantan-web.jp
    • 電撃オンライン。アニメのキャラクターに特別住民票を交付(2008年4月):dengekionline.com
    • 全国町村会。鷲宮の商店会の取り組み:zck.or.jp
  • 鎌倉高校前の踏切(『スラムダンク』)
    • 東京新聞。市が警備員を配置しマナー順守を呼びかけ:tokyo-np.co.jp
    • 神奈川新聞(カナロコ)。ピーク時に警備員を2人から7人へ増員。道路での撮影を控えるよう要請:kanaloco.jp
  • アニメツーリズムの規模
    • KADOKAWAグループ。アニメツーリズム協会は2016年設立。毎年「アニメ聖地」ファン投票を実施:group.kadokawa.co.jp
    • アニメツーリズム協会(公式サイト)。「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」のリストと、公表されている選定基準。聖地は権利元および自治体との調整のうえで選定される:animetourism88.com
    • ASCII.jp。2026年投票:110か国・地域から約8万5千票:ascii.jp
    • Trip.com Groupのプレスリリース(2026年5月)。アジア全域でアニメ・漫画の旅行検索が前年比195%増。AnimeJapan 2026の海外チケット販売が前年比697%増(同社による企業発表数値):prnewswire.com
    • 観光庁、2024年訪日外国人消費動向調査。訪日客の8.1%が今回の旅で映画・アニメのロケ地を訪問。11.8%が次回訪れたいと回答:mlit.go.jp (PDF)

報道メディアと記名インタビュー

オンラインの声

  • 日本の公開Q&Aサイト・フォーラム・SNS投稿。地元がアニメの巡礼者を歓迎しているか、歓迎と迷惑の境界線がどこにあるか、私有地のロケ地、住宅地の聖地での振る舞いについての、当事者の意見。

引用について

オンラインプラットフォームからの引用は、読みやすさのために軽微な編集(誤字修正、表記の統一等)を行っています。各コメントの意味や意図は変更していません。原文は上記リンクからご確認いただけます。


この記事はJNTO 2025年データに基づき、訪日客の95%以上をカバーする言語で提供しています。他の言語が必要ですか?Voice Boxからお知らせください。

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