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The floating great torii of Itsukushima Shrine at high tide, framed by the vermillion shrine corridors on Miyajima
日本の仕組み著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち更新 10 分で読める

宮島は行く価値ある? 旅行者の本音と、一日を決めるたった一つのこと

写真は何度も見たことがあるはずです。鏡のような海に浮かぶ大きな朱色の鳥居、その奥にたゆたう社殿。だから半日の予定を組み、フェリーが着いてみると、海が消えている。鳥居はむき出しの干潟に立ち、まわりは人だかり。「来なくてもよかったかも……」と、つい思ってしまいます。

先に結論から書きます。このページの残りは、その説明です。実際に行った旅行者は、ほぼ全員が「うん、行く価値はある」と口をそろえます。そして、がっかりしたという数少ない人たちは、ほとんど全員が同じ「あらかじめ避けられたこと」を語っています。原因は場所ではなく、行った時間帯でした。 宮島は、めずらしく「行くべきかどうか」が問題ではない場所。本当の問いは、「いつ行くか」なのです。

行く価値はある? 訪れた人の言葉から

実際に宮島を訪れた海外の旅行者たちの声を集め、いわば「行ってよかった?」と尋ねてみました。それぞれの意見が、ほかの読者にどれだけ強く響いたかで重みづけをすると、結果はこうなりました。

行く価値あり
58%
価値はある、ただし潮と時間帯しだい
35%
がっかりした(潮が合わなかった・いちばん混む時間だった)
7%
声の出どころ:宮島を実際に訪れ、Reddit に感想を書いた海外の旅行者です。165件の声を、共感の多さで重みづけして集計しました。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。反応数が表示されていない声は1件として数えています。

赤はとても細く、しかもその中の人たちは、ほとんどみんな「避けようと思えば避けられたこと」を語っているのです。ある人は率直でした。「厳島での自分の旅には心底がっかりした。潮を確認しなかったせいで、本当は満潮で見たかったのに、干潮のときに見てしまったから」。別の人の落胆は、まるまる行列に並んだ1時間でした。「とても混んでいた。ロープウェイに1時間待ち。正直、ちょっとがっかりだった」。これらは宮島そのものというより、「間違った時間帯」への評価だと言えます。

一方の緑の帯は、ほかの場所ではあまり見ないほど大きいです。「私の答えは、声を大にして『絶対に行くべき』。宮島はたぶん、地球上で一番好きな場所」とある人は書いています。「断トツで、いちばんの体験」と別の人。「お金も時間も、まったく惜しくなかった」。真ん中の大きな帯は、迷いではなく、同じ助言をやわらかく言ったものです。行く価値はある。そして、潮と時間帯で、どの宮島に出会うかが決まります。

何度も通う人たちの気持ち

ここからは、ほかではあまり読めない話です。3回目、10回目、30回目という人も多い日本の旅行者や地元の人が、同じ島をどう書いているか見てみます。

大切な場所:また来たくなる
75%
時と場合による:潮、混雑、タイミング
21%
正直しんどかった点(混雑・干潮・行列)
4%
声の出どころ:宮島の神社を訪れた日本人の旅行者や地元の人が、口コミサイトに書いた声です。70件を、共感の多さで重みづけして集計しました。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。反応数が表示されていない声は1件として数えています。

この二つを並べると、いちばん大事なことが見えてきます。旅行者の赤い帯(7%)は地元の人(4%)のほぼ2倍ですが、不満の中身は同じです。潮、混雑、運休中のロープウェイ。分かれ目は好みではなく、知っているかどうかです。毎年通う人はタイミングの取り方を知っているので、そこでつまずきません。そのやり方が、そのままコツになります。

何年も通ってきたある人は、こう書いていました。「3度目でしたが、初めて干潮時間に出会い鳥居の近くまで行けたのが良かった、印象が全然違って見えました。」。この人は干潮を外れとは思っていません。違う顔を見られた、と受けとっています。別の人は、その動きをはっきり示してくれました。「日中は人・人だらけですが、朝早起きして行くと、静かで人もまばら」。がっかりした人が見落とした「どちらかは諦める」という話を、あっさり書いている人もいます。「丁度引き潮だったので鳥居まで歩いていけました。……引き潮だったので逆に本堂は地面が剥き出しだったのでやはり満潮で本堂は見たかった。これは運と時間のタイミングなので仕方ない。」。事実は同じで、感じ方だけが逆です。違いは、乗る前に知っていたかどうかだけ。

干潮であらわれた干潟に立つ人たち。フジツボに覆われた大鳥居の足元と、奥に見える厳島神社
何度も通う人が狙う干潮の時間帯。大鳥居の足元まで歩いて行けますPhoto by KQuhen / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

一日を決めるのは、潮の時間

鳥居が海に浮かんで見えるのは、潮が満ちているときだけ。地元の潮汐表でおよそ 250 cm を超えると、海がその足元まで届き、社殿全体がたゆたって見えます。潮が 100 cm あたりより下まで引くと、海は退き、濡れた砂の上を歩いて、腕を広げても届かないほど太い柱に手を触れることができます。

がっかりした旅行者も、喜んでいた地元の人も、同じことを示しています。どちらも「間違った」宮島ではないということです。ある旅行者は言いました。「干潮なら鳥居まで歩いて行って、間近で見られる」。「満潮だと観光客はみんな歩いて近づけないから、より美しく見える」。別の人は、一度の訪問で両方に出会えました。「干潮のときに着いて、鳥居のすぐ近くまで歩いて行けた。すごく面白くて楽しい体験だった」。多くの日には、同じ1日のうちに満潮の時間帯と干潮の時間帯が巡ってくるからです。観光協会が日ごとの潮汐表を出しているので、それで計画できます。

だから、これだけはやってください。7%の側に回らずに済む、たった一つのことです。出かける前に、自分の行く日の潮汐表を確認すること。満潮と干潮のどちらを見るか決めるか、両方に当たるように滞在時間を組みます。着いたときに潮が思っていたのと違っても、宮島を見そこねたわけではありません。もう一つの表情に出会っただけなのです。そしてこんなとき、その日くれたものを受けとるという、日本の静かな習慣が、この日にちょうどいい気持ちの持ち方だと気づきます。

満潮の海越しに見た厳島神社。柱の上に建つ社殿と回廊が海の上に立っています
潮が満ちると、海は柱の足元まで届き、社殿は水に浮かんで見えますPhoto by Jakub Hałun / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

うまくいく日にするためのコツ

満足している人の話をまとめると、やることは数えるほどです。

  • まず潮汐表を確認して、干潮を恐れないで。 250cmを超えれば浮かんで見え、100cmを下回れば足元まで歩けます。どちらも宮島です。数時間滞在すれば、両方に出会える日も多くあります。
  • 混雑は、時間帯によって満ち引きする「時計」のようなものです。 真昼にはテーマパークのように感じる同じ島が、1日の両端ではがらんと空きます。地元の人たちは口をそろえます。「早起きして1番フェリーに乗船しました。そのかいあってか空いていて、参拝、御朱印もほぼ待ち時間なく頂けました。」。旅行者も同感です(「朝に散策したのが、いちばんの思い出のひとつ」)。お店は10時まで開かないので、早朝の境内はほとんど貸し切りです。午後4時半ごろを過ぎると、また人が引いていきます。
  • 泊まらなくても大丈夫。ただ、朝の時間だけは格別です。 泊まることが多くの人にとって本物のハイライトになる一方(「本当の魔法は、翌朝の日の出だった」)、現実的に見ておきましょう。夕方は、評判ほど人けがないわけではないのです。日帰り客が最終フェリーまで残るからです。何度も通っている人が実際の時間を書いています。帰りの最終フェリーは夜10時ごろまで動き、島は5時半を過ぎると人が薄くなるので、「日帰りでも、夕方に観光客のいない時間が数時間ある」とのこと。日の出のために泊まるのはよし。でも、人のいない夕暮れを期待して泊まるのはやめておきましょう。
  • 鳥居はすっかり戻っています。 古い注意書きは読み飛ばして大丈夫。鳥居を足場で覆っていた、何年にもわたる令和の大改修は2022年末に終わり、いまは完全にその姿が見えます。以前がっかりした経験のある地元の人はこう書いていました。「以前訪れた時は、修復中で大雨。残念ながら鳥居は拝めず、ゆっくり観光も出来なかったので、今回リベンジ出来嬉しかったです。」。
  • 訪問税を予算に入れておきましょう。 2023年10月から、ひとり 100円の宮島訪問税があり、島へ向かうときのフェリー運賃と一緒に徴収されます。少額ですが、知らずにいた人は驚くことがあります。
  • ロープウェイだけを目当てに1日を組まないこと。 弥山からの眺めはすばらしいのですが、ピーク時には行列が長く、ロープウェイは年に2回、例年2月ごろと7月ごろに定期点検で運休します。正確な日程は公式サイトでご確認ください。実際、行かなくても十分楽しかったという人がたくさんいます。「私にとって宮島は、厳島神社と、鹿と、ただぶらぶら歩くこと、それがすべて」。神社と鳥居と食べ歩きの通りだけで、一日は十分にまとまります。

こうすれば、その1日は、心あたたまった声を語る人たちのような方向へ進んでいきます。がっかりした人たちが語るような方向には、なりにくいはずです。宮島は、一度に一つの姿しか見せてくれないだけです。浮かぶ姿か、歩ける姿か、にぎやかか、静かか、そのときどきで違います。潮を調べて静かな時間に来た人ほど、いい宮島に出会えます。

真昼の混雑は本物だし、ロープウェイには行列があり、日によっては、海だと思っていたところが干潟になっていることもあります。それでもなお、海の上に建てられた千年の社殿、3階建てほどの高さで、ただ自らの重みだけで立つ鳥居、街なかの鹿、炭火で焼けるカキともみじ饅頭、そして最終フェリーが去ったあと、潮が満ちてくる音が聞こえるほど静まりかえる島。潮汐表を確認して、早めに来てください。そうすれば、その日の宮島の姿にちゃんと出会えます。そしてそれでよかったと思えるはずです。


短い日程で、どこを優先するか迷っていたら、まずは日本で本当に大切なことから。なぜ一つの島がまるごと海の上に社殿を建てたのか、潮の読み方、どのフェリーに乗るか、弥山のことまで、くわしくは、すぐ下の宮島の音声ガイドで。観光名所の一覧というより、丘の上の寺町を歩く体験の方が近いなら、旅行者たちがこの決断と並べて考えるもうひとつの瀬戸内日帰り先、尾道は行く価値があるのか?と比べてみてください。

出典

WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。

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