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A little green-and-cream Enoden train running along the Shonan coast, with Mount Fuji across the bay near Kamakura
日本の仕組み著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち更新 13 分で読める

鎌倉は行く価値がある? 海外の旅行者が覚えているのは海辺の町、日本人が書くのは間近で見た大仏

鎌倉と聞いて、青空の下に座る青銅の大仏の写真が浮かんだなら、その景色のために丸1日を鎌倉にあてようか、と考えているところかもしれません。鎌倉は東京から電車で南へ1時間足らずで着きます。大仏へは、江ノ電(江ノ島電鉄)の長谷駅から歩いて10分ほどです。

集めた声から見ると、鎌倉は行く価値があります。ただ、行ってよかったと書いた海外の旅行者が挙げるのは、多くが大仏のまわりの町のことでした。お寺に海、カフェ、そして江の島の名前もよく出てきます。日本人の口コミは大仏そのものの話が中心で、そこには写真に写らないことが書かれています。近くで見たときの大仏の姿と、大仏の内側のことです。

行く価値はある?(訪れた人自身の言葉で)

まずは海外の旅行者の声です。Redditで鎌倉旅行を話し合うスレッドから声を集め、1件ずつ「行く価値はあったか」という一つの問いで読み分けました。1件は1票として数えています。分かれ方は次のとおりです。

行く価値あり:お寺、海、東京よりゆったりした1日
73%
条件つき:東京の滞在日数、鎌倉に丸1日あてられるか
22%
がっかり:前評判ほどではない、混雑、ほかの場所のほうがいい
5%
声の出どころ:Redditの鎌倉旅行の相談スレッドに、自分が訪れたときの感想や、これから行く人への助言を書いた海外の旅行者です。177件の声を集計しました。同じ人が何度か書き込んでいる場合も、1件ずつ数えています。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。

行く価値ありとした129件のうち、大仏に少しでも触れているのは29件でした。それよりずっと多く出てくるのは、その日のほかの時間のことです。129件のうち47件がお寺や神社、46件が江の島、35件が海や浜辺の話をしています。ある旅行者は、こんなふうに並べています。「鎌倉は大好き。森があって、海があって、かわいいカフェがあって、食べ物を横取りしていく大きな鳥もいて、お寺は数えきれないくらいある。」日帰りで訪れた別の旅行者は、東京との違いを挙げました。「東京とはまるで正反対。海辺の町らしくて、のんびりしていて、人も少なくて、せかせかしていない。」

東京と正反対だと書いたその旅行者は、「大仏は信じられないくらいすごかった」とも書いています。大仏に触れた29件を読むと、ほめているのは9件、あまり心を動かされなかったのが5件で、残りは名前を挙げているだけでした。その5件の一つは「大仏は、鎌倉でいちばん印象に残らなかったもののひとつ」と書き、代わりに長谷寺、あじさいの季節の明月院、ハイキングコース、江の島を勧めています。

赤のバーの9件は、理由がばらばらです。3件は期待が大きすぎたというもので、そのうち2件はTikTokで話題になりすぎていたことを挙げています。一つはこうです。「場所としてはたぶん10点中8点。でもTikTokで持ち上げられすぎていて、行ってみたらまあまあ止まりだった。」混雑が理由のものは2件で、8月に訪れた旅行者は「ものすごく混んでいて、旅の中で最悪の1日になった。」と振り返っています。ほかに、別の場所を勧める声が2件(京都が1件、東京の多摩川が1件)、浜辺のごみを挙げたものが1件、場所そのものが好みに合わなかったものが1件あります。大仏だけを目当てに行った旅は、9件のうち1件だけでした。その旅行者の書き込みは「大仏だけを見に行った(半日もかからなかった)。」です。

真ん中のバーの39件には、さまざまな条件がついています。4件は、東京に何日いられるかしだいだと言います。39件のうち6件(書いたのは5人)は、鎌倉には丸1日が要るという意見で、そのひとつにこんな説明がありました。「鎌倉は見どころが散らばっている。だから1日まるごとあてないと、大仏と商店街くらいしか見られない。」ほかには、週末の江ノ電の混雑や、6月のあじさいを含む季節のことを条件に挙げる声がありました。

訪れた日本人はどう感じたか

日本人の旅行者が、同じ大仏について日本の旅行サイトに書いた口コミも集めました。口コミの投稿先は大仏のある寺、高徳院のページなので、町のことより大仏そのものの話がずっと多くなります。

行ってよかった:間近で見る大きさ、やさしいお顔、胎内に入れること
61%
まずまず:混雑、大仏のほかは見るものが少ない
31%
がっかり:混雑、ほかに見るものが少ない、警備員の対応
8%
声の出どころ:鎌倉大仏(高徳院)を訪れた日本人の旅行者が、口コミサイト(じゃらん、4travel、tabikan.jp)に書いた声です。89件を集計しました。同じ人が書いた複数の口コミも、1件ずつ数えています。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。

じゃらんに口コミを書いたある人は、大仏への思いをひと言にまとめています。「鎌倉といえば、大仏様にあいさつを。ただただ圧巻。このひと言に尽きると思います。」89件のうち13件は大仏の顔に触れていて、そのうち5件は、やさしい、穏やかという言葉で表しています。60代の男性の口コミには「優しいお顔で各国の外国人を迎えられて居ました。」という一文がありました。若いころに初めてこの大仏を見たという60代の女性は、何度来ても同じ気持ちになるそうです。「青空に悠々と建つ姿には、何度見ても感動します。」

写真で見ると小さいのでは、と気になっている人もいるでしょう。大きさを自分の予想や昔の記憶と比べた口コミは10件あり、8件が大きかった、2件が小さかったという内容です。大きかった8件のうち2件は、同じ60代の男性が書いたもので、その一つにはこうあります。「20数年前に一度行きましたが、以前に行った時より、大きく感じました。」反対に、何年も前に見た大仏をとても大きかったと記憶していた60代の女性は、「何だか一回り小さくなった感じ」と書き、「人の記憶は曖昧な物ですね!」と添えています。もっと大きな奈良の大仏(東大寺)と比べた口コミも3件ありました。そのうちの1件を書いた50代の女性は、奈良に比べたら小さくてびっくりする、と聞いていたといいます。実際に見て残したのは「存在感抜群。」のひと言でした。

赤のバーは7件です。2件は混雑が理由で、4travelのある口コミにはこうあります。「修学旅行生も普通の観光客も、天気が良かったためかとても多くごった返していて大変でしたので、だいぶすぐ退散してきました。」この人は胎内に入るのもあきらめています。別の2件は、大仏を見てしまうとほかに見るものがないという理由でした。50代の男性の感想はこうです。「大仏以外に他の寺院と比べて見るところが無く感じた。本殿や本堂がある訳で無い?ので一瞬で終わってしまった。」2度目の訪問でも胎内に入れなかったという口コミが1件、警備員の対応に不満を書いたものが2件です。真ん中のバーにも、同じ話題がもう少しやわらかい調子で出てきます。お寺には大仏くらいしかないという口コミがほかに4件、境内の混雑や向かう途中の渋滞に触れたものが13件ありました。

晴れた空の下、屋外に座る鎌倉の青銅の大仏。両側に低い寺の屋根が見える
大仏殿がなくなってから、大仏はずっと屋外に座っていますPhoto by Maarten Heerlien / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

行く前に知っておきたいこと

写真の大仏は空の下に座っていますが、もともと屋外の像だったわけではありません。造り始められたのは1252年で、はじめは大仏殿という建物の中に安置されていました。古い記録によると、1334年と1369年の台風、1498年の大地震で大仏殿は傷み、最後には失われました。それ以来、大仏は屋外にあります。高徳院の説明では、屋外に座る姿は日本の大仏の中でも珍しく、奈良の大仏より小さいものの、造られた当時の形を保っています。建物の中にあった頃を思い浮かべて、80代の男性は「ずいぶん壮大な景観で有ったろうと想像されます。」と書いています。境内に平らな石が等間隔に並んでいることに気づき、それがかつて大仏殿を支えていた石だと知った、という口コミもあります。

もう一つ、写真には写らないことがあります。大仏の中は空洞になっていて、拝観料の300円に50円を足すと、青銅の大仏の内側に入れます。海外の声では、177件のうち中に入った話は1件だけで、その旅行者は楽しかったと言っています。日本人の口コミでは89件のうち41件が胎内に触れていて、13件は入ったときの様子を書いています。やさしいお顔と書いた60代の男性も、その一人です。「今回は、初めて胎内にお邪魔しましたが、『何か』を頂きました。」tabikan.jpに口コミを書いた人は何度も訪れていて、中に入ったのは友人を案内したときが初めてでした。この人は「中に居るときは大仏様の中にいるという感じがまったくしません。」と書き、外に出てからやっと実感がわいたそうです。中は小さくて暗いと注意を書いた口コミが1件、細い階段のことを書いた口コミが2件あります。

胎内に触れた41件のうち12件は、中に入れなかった人の口コミです。7件はコロナ禍で胎内の拝観が休止していた時期のもので、2件は混雑や行列のため、1件は2回訪れて2回とも入れず、1件はとても暑い日で、1件は御朱印のほうを選んでいました。高徳院の案内では、胎内は一年を通して拝観できます。ただ、真夏のとても暑い日には閉まることがある、と書いた口コミが3件あります。

海外の旅行者が1日を過ごしたのは、大仏のまわりの町のほうです。行く価値ありとした129件のうち14件が長谷寺の名前を挙げていて、そのうち3件は眺めを、1件は6月のあじさいをほめています。長谷寺は大仏から歩いて5分ほどです。報国寺には小さな竹林があり、抹茶をいただきながら腰を下ろしてひと息つけます。京都の嵐山には行かなかったという旅行者は、この竹林を嵐山の「ちょうどいい代わり」と書いていました。町の下に広がる由比ヶ浜は、2016年にアジアで初めてブルーフラッグ(国際的な環境認証)を受けた海水浴場です。江の島まで足をのばした旅行者の声のうち2件には島から富士山が見えたとあり、晴れた日や夕暮れには見えると書いた声もほかに3件あります。

町の上の高台から見た鎌倉。瓦屋根の家並みが、弧を描く湾と由比ヶ浜の砂浜に向かって下っている
由比ヶ浜の湾に向かって続く、鎌倉の町の屋根Photo by 663highland / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

鎌倉を気持ちよく楽しむための心得

まず、鎌倉にどれくらい時間をかけるかです。丸1日かそれ以上を、と書いた旅行者は14人いて、その1日に江の島を含めた人もいます。14人のうち7人は鎌倉がとても気に入り、もっと長くいたかったそうです。その一人はこう振り返っています。「1日しかいなかったけれど、せめて2日、できれば3日はいたかった。」一方、半日で十分だった、半日でも行く価値はあったという声も4件あり、そのうち1件は、できるなら丸1日を勧めています。

同じ日に江の島まで回るかどうかは、意見が分かれます。江の島、鎌倉、横浜を1日で回った旅行者は、「旅全体でもほぼいちばんの1日」だったと言います。その一方で、「正直、鎌倉と江の島の両方となると、日帰りでは収まらない。」という声もあります。

いつ行くかでも、過ごしやすさが変わります。日本人の口コミでは、早めに行った2人が、人が少なくてゆっくり見られたと書いています。閉門の20分前に入った人によると、境内には2人ほどしかおらず、がらんとしていたそうです。6月下旬の日曜日、10時前に入った50代の女性は、入ったときはそれほど混んでいなかったそうです。ところが、「10時半に出る頃には入口入館料の列から並ぶようになってしまいました。」早ければ必ずすいているわけでもなく、早い時間から団体客が次々にやって来たという口コミもあります。江ノ電については、4泊した旅行者が「江ノ電は午前の半ばからすごく混むので、乗ってちゃんと楽しみたいなら早いほどいい」とすすめています。平日は学校が終わる時間帯に慌ただしくなる、という旅行者もいました。出かける前には、鎌倉市の「鎌倉観光混雑マップ」で、長谷、小町通り(鎌倉のおもな商店街)、北鎌倉、由比ヶ浜のいまの混み具合を見ておけます。

拝観時間も頭に入れておきましょう。北鎌倉で電車を降り、途中のお寺に寄りながら歩いて町へ向かったある旅行者は、建長寺でゆっくり過ごしたあと、こう書いています。「午後4時を過ぎていたので、大仏のあるお寺には入ることすらできなかった。」高徳院の境内に入れるのは、4月から9月は17時30分まで、10月から3月は17時までで、入場は閉門の15分前までです。大仏の胎内は16時30分に閉まります。

境内のきまりも知っておくと安心です。高徳院の境内は飲食をしない決まりで、カップに入った飲み物も持ち込めないので、食べ歩きのおやつは門をくぐる前に食べ終えておくと、そのまま気持ちよく入れます。暑い日の水分補給なら、ふたの閉まるボトルの水は大丈夫です。境内にはごみ箱がないので、ごみは持ち帰ってください。外で何か食べるときは、鳥にも少しだけ用心を。食べ物を鳥に取られた話が旅行者の声に4件出てきて、浜辺では手に持っていたサンドイッチをトビにさらわれた人もいます。

鎌倉は行く価値があるのか。海外の旅行者の声177件のうち73%は、行く価値があったと書いています。心に残ったものとして挙がるのは、多くが1日のほかの時間で、お寺や神社、江の島、海のことでした。日本人の口コミ89件は大仏そのものの話で、間近で見た大きさや、お顔、50円で入れる胎内のことが書かれています。町に丸1日をあてたいという旅行者は14人いました。早い時間や閉門の少し前に訪れた日本人の3人は、人が少なく、ゆっくり眺められたと書いています。


短い日程で、どこを優先するか迷っていたら、まずは日本で本当に大切なことから。鶴岡八幡宮、江ノ電、屋外の大仏、海をめぐる1日を組み立てるなら、この記事のすぐ下にある鎌倉の音声ガイドを使ってみてください。

出典

WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。

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