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An empty, dramatically lit tunnel of vermillion torii gates curving along the path at Fushimi Inari
日本の仕組み著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち更新 10 分で読める

伏見稲荷は行く価値ある? 登った人と、ここで祈る人の本音

あの写真を、きっと見たことがあるはずです。果てしなく続く朱色の鳥居のトンネル。光にあふれ、人影もなく、うそのように静か。けれど実際に着いてみると、最初の区間はスマホを掲げた人たちでゆっくりとしか進めず、「あの写真は嘘だったのかな」と思ってしまう。

先に結論から。行く価値はあります。でも伏見稲荷で分かれ目になるのは、行くかどうかより「どう歩くか」です。がっかりして帰った人のほとんどが、同じことをしていました。混み合う麓で立ち止まり、そこで引き返してしまったのです。

行く価値はある?(訪れた人自身の言葉で)

実際にこの山を登った海外の旅行者たちの声を集め、いわば「行ってよかった?」と尋ねてみました。それぞれの意見が他の読者にどれだけ強く響いたかで重みづけすると、こんなふうに分かれました。

行く価値あり:写真よりずっと良かった
51%
価値はある。ただし行く時間と歩き方しだい
39%
期待外れだった:混みすぎ、あるいは麓だけ
10%
この声の主は:実際に伏見稲荷を登った海外からの訪問者が、Redditで語った声です。108件の声を、それぞれがどれだけ強く共感を呼んだかで重みづけし、このように分かれました。これは投票ではなく、声を集めたものです。反応の数が表示されていない声は、そのまま1件として数えています。

目を引くのは真ん中のバーです。ここがいちばん厚い。伏見稲荷は行く価値がない、と考えている人はほとんどいません。意見が割れているのは、ほぼ「歩き方」だけなのです。満足して帰る人と、物足りないまま帰る人がいて、同じ山でまるで違う場所を見ています。違ったのは、訪れた時間と、どこまで歩いたか。それだけでした。

最も多くの賛同を集めたアドバイスは、率直にこう言い切っています。「午前8時前に着けというよく聞く話だけど、本当に、絶対に8時前に着いて人混みを避けて」。そして、その見返りは本物です。「その日いちばんのハイライトは、稲荷山の登山だった」とある人は書いています。夜の登山についてはこんな声も。「前回の日本旅行でいちばん心に残ったことの一つが、伏見稲荷を夜に登ったこと……登りの大半は、本当に自分たちだけだった」。

赤に入った人の多くは、歩き方でつまずいています。「麓まで行ってすぐ帰るだけなら、まあ普通」とある人は言いました。がっかりを生んでいるのは、神社そのものよりも、みんなが止まる場所で一緒に止まってしまうことです。

ここで祈る人たちは、どう感じているか

ここからは、ふつうのガイドには載らない話です。同じ山について、日本人の参拝者や地元の人たちが、自分のレビューでどう書いているか。ところどころ言葉が温かく、つらい部分についてはもっと率直です。

大切な場所:美しく、まぎれもなく日本
62%
場合による:早い時間に、登る覚悟で
26%
つらいところ:静けさがなくなってきた
12%
この声の主は:日本人の参拝者や地元の人たちが、この神社について自分の言葉で書いたレビューです。70件の声を、それぞれがどれだけ強く共感を呼んだかで重みづけし、このように分かれました。これは投票ではなく、声を集めたものです。反応の数が表示されていない声は、そのまま1件として数えています。

赤い帯は、訪れた人たちより祈る人たちのほうが厚くなっています。ここがいちばん大事なところかもしれません。旅行者にとっての痛手は、写真に人が写り込むことくらいです。でも、ここで生涯祈ってきた人たちが失うものは、もっと目立たない形で減っていきます。聖なる山が、少しずつただの背景に変わっていくこと。ある常連はただこう書いています。「とにかくオーバーツーリズムを実感する場所。もう少しノンビリと参道を歩いてみたいなら、早朝に行くしかないと思う」。

ただ、読んでいくと、不満の矛先は誰が来ているかではありません。静けさを押しのけてしまう、ほんの一握りの振る舞いについてです。しかも、海外から来た人も同じことを挙げています。「入口で投稿した写真の『いいね』を、二十歩ごとに立ち止まってチェックしている人たち」と、ある旅行者がうんざりした様子で書いていました。しんどいのは国籍の話ではありません。狭い道で撮影が始まること、祈る場所に不似合いな大きな声、そして誰かが通ろうとしている場所に立ち止まってしまうこと。それが負担なのです。

覚えておきたいのは、次のことです。神社そのものが、まさにそうした振る舞いとは正反対のことをお願いしています。ここは711年から続く聖地です。訪れる人すべてに向けて、神社は掲示でこうお願いしています。狭い参道をふさいで写真を撮らないこと、ほかの参拝者の迷惑になるように座り込んだり大声を出したりしないこと、そして歩きながら食べず決められた休憩所でだけ食事をすること。本音のところ、よそ者を締め出す意図はなく、日本人にも外国人にも、神社は同じことをお願いしているだけです。

それでも、いちばん多いのはあたたかい声です。「千本鳥居は最高ですね。おそらく日本全国ここしかないような気がします」とある人は書いています。二十年来の習慣について語る人も。「我が家の初詣の伝統として、かれこれ20年訪問しています。毎年、人で混みあっていますが、それが正月らしくてイイ!」。人混みが意味の一部になったとき、それはもう問題に感じられなくなります。がっかりしたという感想は、たいていここを見落としています。

稲荷山の木立の中、苔むした小道に沿って並ぶ小さな石のお塚。上にはミニチュアの鳥居と、赤い前掛けをした狐の像
稲荷山の上に並ぶ小さなお塚と狐。ここには、声にあった静けさが残っていますPhoto by しんぎんぐきゃっと / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

知っておくと、見え方が変わること

朱色の鳥居は一基ずつ、誰かの願いがかなったお礼に建てられたものです。およそ1万基の朱色の鳥居は、どれも誰かが奉納したものです。苦しい一年を乗り越えた商売。健やかに過ごせた家族。裏に回ってみてください。奉納した人の名前と日付が書かれています。写真映えの場所に見えて、実は1300年分のお礼が並んでいる道です。そして毎週、新しい鳥居がいくつか建てられています。

ここは参道というより、そのまま山登りです。これが何より人を驚かせます。「鳥居の下は、ずっと上りの階段と坂道だった」とある旅行者は書きました。「途中からは登山みたいだった」。稲荷山を一周して戻る道のりは約4キロ。標高233メートルの山頂まで、本格的な登りがあり、たいていの人で2〜3時間かかります。歩きやすい靴を履いてください。登りに自信がなくても、大丈夫。全部歩く必要はありません。

いちばん上まで行く必要はありません。山頂は木々に囲まれていて、登った人たちが言うように、眺望はありません。頂上に景色はないのです。京都が見渡せるのは四つ辻(よつつじ)です。麓から30〜45分ほど登ったところ。多くの人はそこで引き返します。それで十分なお参りです。ある常連はこう言っています。「頂上近くに、京都がよく見えるポイントが一つあって、そこで引き返していい——実際の頂上には見るものがあまりないから」。

登るにつれて、人混みは本当に消えていきます。がっかりの多くは、これだけで解消します。「始まりの鳥居の中は大変混雑していて人の流れに任せるしか無いです」とある日本人の参拝者は書いています。「でも、上の方に登れば登るほど人は激減してきます」。海外から来た旅行者も同じことを書いています。「人混みの多くは入口付近に留まっている。登れば登るほど、道は空いていく」。あの有名な写真は、山でいちばん騒がしい200メートルで撮られています。

背面から見た朱色の鳥居の列。柱にはそれぞれ、その鳥居が建てられた日付が黒い文字で記されている
鳥居の裏側。一基ごとに、建てられた日付が朱色の柱に黒く記されていますPhoto by Josep M. Gracia / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

うまく歩くために:喜ばれる歩き方

まとめると、やることは数えるほどです。

  • 夜明けか、日が暮れてから行く。この神社は閉まりません。24時間開いていて、参拝は無料、入場料もありません。午前8時前に着けば、千本鳥居はほとんど自分だけのもの。夜に来れば、灯りに照らされた鳥居は幻想的で、人もほとんどいません。京都市は伏見稲荷の混雑予想までライブで公開しているので、狙って静かな時間を選べます。
  • 歩き続ける。みんなが立ち止まる場所の先へ。覚えておくならこれです。千本鳥居の混雑を抜けて、四つ辻へと登っていくこと。人はぐっと減って、あの写真で見た景色になります。
  • 狭い道では、脇によけて写真を撮る。これは、あなたにできるいちばんやさしいこと。そして神社自身のお願いでもあります。狭い参道の真ん中で立ち止まって撮らないこと。人の流れを先に通してから、端でゆっくり撮ってください。混雑を増やすか、ほぐすか。その違いになります。
  • 食べるなら麓で。登りの途中は避けて。麓近くの屋台では、きつねうどんやいなり寿司が出されます。神社のお使いであるキツネにちなんだ「狐の食べ物」です。神社は、聖なる参道を歩きながら食べず、決められた場所で食べることをお願いしています。それに、座って食べたほうが、どのみち美味しいものです。
  • 祈りの場にふさわしい声で。あなたの周りでは、みんなが願い事をしています。少し声を落とすだけでいい。それは、地元の人がいちばん気づくことなのです。
  • 頂上を欲張りすぎない。一周するのか、四つ辻で引き返すのか、最初に決めておきましょう。どちらも立派な参拝です。いちばん残念なのは、急かされる気持ちになってしまうことです。

これだけで、その一日は満足して帰る人の側に寄ります。伏見稲荷は、麓で15分だけ立ち寄って終わる場所というより、もう少し高く、もう少し静かに歩こうとする人にこそ開かれていく山です。

では、行く価値はあるのか。登った旅行者の10人に9人は、迷わず「ある」と答えます。そしてここで祈る人たちは、この場所を大切にしています。気をつけたいのはひとつだけ。期待外れのレビューが何度も裏付けている、混み合った麓は神社そのものではない、ということです。早く来て、人混みの先へ登り、声を落としてみてください。すると、1300年分の願いが並ぶ山が静かに開けます。無料で、好きな時間に行けます。


短い旅で、有名な場所のうちどれを本当に組み込むべきか、まだ迷っていますか? その六十か所を一つずつ数えて見比べました。まずは 日本で本当に大切なこと から。そして鳥居や、狐のお使い、そして登山そのものに込められた意味については、伏見稲荷の音声ガイドがすぐ下にあります。

出典

WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。

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