
このプランが合う人
- 初めての日本ぴったり
- リピーターよく合う
- 子ども連れぴったり
- ひとり旅ぴったり
- ふたり旅ぴったり
- ゆったりペースよく合う
Good all year; spring blossom and autumn colour are the prettiest, and clear winter days give the best Mt Fuji views.
東京と聞くと、圧倒されそうに感じるかもしれません。多くの人にとって、これまで立ったなかで一番大きな街になるでしょう。でも、あなたが感じに来たものは、ひとつの環状線の内側と、いくつかの気軽な日帰り旅のなかに、ちゃんと収まっています。私ならこれを、やることリストではなく、ゆるやかな4日間の枠として考えます。まず東京そのものに2日。1日は古い下町の東側、もう1日は緑ゆたかで若々しい中心。それから2日は郊外へ。海と寺の鎌倉、そして山の社の日光へ。多くの人は羽田か成田に着くか、新幹線で東京駅か品川駅に入ります。どの入り口からでも、下の環はあなたのもの。そしてぜんぶ、カード1枚を1回タップするだけで、ひとつの拠点へ戻ってこられます。
東京を「巨大」でなく「あたたかい」と感じさせてくれるのは、この街が、お互いを混み合わせないよう、いかに静かに整えられているかにあります。しんとした車内、ホームのきれいな列、エスカレーターでみんなが空けておくレーン。どれも勉強する必要はありません。ただそのリズムに身をあずければ、街のほうがあなたのまわりでやわらかくなっていきます。だから、この計画をきっちり守ろうとしなくて大丈夫。1日が長くなりそうなら、短くたたんでください。浅草の裏路地ひとつ、鎌倉の丘の斜面ひとつに心を掴まれたら、そこにとどまって。私ならどう動き、どこで眠るかをお伝えします。あとはあなたの旅が望むままに、ばらしたり、また組み立て直したりしてください。
拠点をどこに置くか
私なら旅のあいだずっと東京を拠点にして、移動は電車にまかせます。ここでの日帰り旅は、どれもその日のうちに戻ってこられるもの。そして街そのものの環である JR 山手線が、あなたが行きたい場所のほとんどを一本につないでくれます。京都と同じで、本当の問いは「どの街に泊まるか」というより「どの駅の近くで眠るか」。いちばん近い路線が、朝の身軽さを決めるからです。
すべてをワンタップの手軽さにしたいなら、私は新宿か東京駅のあたりを拠点にします。 どちらも山手線の環と郊外へ出る路線が交わる巨大な乗り換えハブです。新宿は箱根へ向かう小田急ロマンスカーや富士山方面への電車の出発点、東京駅は新幹線と、鎌倉へ下る横須賀線が始まる場所。引きかえに、雰囲気は事務的でにぎやか。昔ながらの東京らしさではありません。
古い東京で目を覚ましたいなら、私は浅草を選びます。 浅草寺と下町の路地まで歩いて行ける距離で、浅草はまた日光へまっすぐ向かう東武特急の出発点でもあります。だからこの旅の寺社めぐりの側が、玄関のすぐ外にあるわけです。静かで、より古びた趣き。引きかえに、西側の見どころへは街を横切る長めの乗車になります。
若く緑あふれる中心がいいなら、私は渋谷か新宿の南側あたりに泊まります。 明治神宮や原宿まで少し歩くか一駅で、山手線が街をぐるりと両方向に走っています。人を眺めたり夜おそくの夕食を楽しんだりするのに、なんでもこなせる万能な選択です。
どこを拠点にしても知っておくとよい特徴がひとつ。JR 山手線は環(ループ)です。 東京、新宿、渋谷、原宿、秋葉原、上野は、すべて同じ円の上に並ぶ珠。だから環のどこで眠っても、ほかの場所へはどちらかの方向へ一本で行けます。これこそ、街ぜんぶをひとつの拠点でまかなえる理由です。
移動ときっぷ
私がまず片づけるのは IC カード。それさえあれば、きっぷのことはほとんど考えずにすみます。プリペイド式でチャージできる IC カードで、駅に入るときにタップ、出るときにもう一度タップすれば、運賃はひとりでに計算されて自動で引き落とされます。東京の地元カードは(JR 東日本の)Suica ですが、特定のものである必要はありません。東京の私鉄の PASMO、関西から持ってきた ICOCA、その他どの地域カードもここで使えます。全国で相互に使えるようになっているからです。
この旅で何にタップできるか: JR 各線(山手線の環を含む)、東京メトロと都営地下鉄、日帰り旅で乗る私鉄、市内バス、そしてコンビニや自動販売機での支払いのほとんど。IC マークがあるところならどこでも使えます。
買い方: ふつうの Suica には少額の返金される預り金がかかります。短期滞在の方には、預り金なしの海外からの訪問者向け Welcome Suica もあります(そのかわり残高の払い戻しはありません)。さらにスマホに入れられるモバイル版も。預り金の詳細はファクトボックスに載せました。私の経験では、駅の券売機で現金チャージするのがいちばん手軽なので、小銭とお札を少し持っておくと便利です。
IC カードにできないことが2つ: ふつうのカードのままでは 新幹線 にはタップで乗れません(Smart-EX に登録するか、別にきっぷを買います)。そして、別々の IC カードエリアを またいで 1回のタップで乗ることはできません。どちらも東京とその日帰り旅では問題になりません。西へ足をのばすときにだけ出てくる話です。
パスは必要? 東京を拠点にした旅なら、なくてもいいことが多いです。IC カードを一区間ずつタップするのはシンプルで、乗った分だけ払えばすみます。でも、うまく使えばもとが取れるパスもいくつかあります。
- 地下鉄をたくさん使う東京の1日なら、訪問者限定の 東京サブウェイチケット(24/48/72時間の東京メトロ+都営が乗り放題)は、数回乗るだけでもとが取れることも。ただし JR は対象外なので、山手線より地下鉄中心の日に向いています。
- 日帰り旅には、それぞれの路線に独自のお得なパスがあります。鎌倉まわりの 江ノ電のりおりくん、日光の 東武日光パス、箱根の環をめぐる 箱根フリーパス。これらは本当にもとが取れます。その日に乗る地元の電車・バス・船をひとつの値段にまとめてくれるからです。現在の価格はファクトボックスに載せました。私なら、それぞれ実際に使うその日にだけ買います。
東京 — 古い東側

最初の1日は下町にあてます。東京が大都市というより、いくつもの町が連なる場所のように感じられる、古い東側の界わいです。その中心が、街でいちばん古い寺、浅草寺。大きな雷門をくぐり、何世紀ものあいだ参拝者にお菓子やお守りを売ってきた、小さな店が並ぶ長い商店街を抜けた先にあります。私なら早い時間に行きます。商店街が混みだす前、まだお香の煙がただよい、店主たちがシャッターを開けているころに。そこから1日は秋葉原へと流れていきます。東京の電気街。にぎやかで、明るく、好きなものを臆せず愛する場所です。午前中ずっと心にとめておきたい、ひとつのやさしいこと。お寺では、人々はポーズをとっているのではなく、祈っています。門で小さくお辞儀をして、スマホを静かにすれば、あなたもすっとその場に溶けこめます。
- 08:00浅草寺、人混みの前に浅草寺は浅草駅のすぐそば。東京メトロ銀座線と都営浅草線が通っていて、雷門は出口から1〜2分です。仲見世商店街を歩いて早めにお寺へ。この通りは午前中の早いうちがいちばん静かです。関連ガイド:浅草寺。
- 午前おそく下町の路地をそぞろ歩くお寺のまわりや裏手には、ゆっくり歩く人にごほうびをくれる古い裏通りが広がります。工芸品の店、小さな食事どころ、ときどき通る人力車。移動はいりません。ここは午前のまんなかを、歩いて過ごす部分です。隅田川のほとりでは、水の向こうにスカイツリーが立ち、古い東京の上に新しい東京がすっと一本の線を引いています。
- 午後秋葉原、電気街秋葉原まで少し乗ります。JR 山手線か総武線、または東京メトロ日比谷線で。電気屋街のように見えますが、いまの本当の魅力はもっと狭く、深いところに。ひとつの「好き」に丸ごとささげられたフロア、そして何かを恥ずかしがらず愛することが、ただ当たり前になっている一角。何かを買わなくても、それは感じられます。関連ガイド:秋葉原。
- 夜環に沿って戻る秋葉原は山手線の環の上にあるので、どこを拠点にしていても、一本で帰れます。歩きどおしの充実した初日のあとは、夜はゆったり過ごすことにします。
東京 — 緑の中心と、新しいもの

2日目は、街の西側、より緑ゆたかな中心へ切りかえて、そこから東京の明るくモダンなエネルギーへと高まっていきます。明治神宮は街のまんなかにある森の神社。大きな木の鳥居をくぐると、車の音がぴたりとやみ、足もとの玉砂利と高い木々に置きかわります。反対側へ抜ければ、そこは原宿。街のいちばん若く、遊びごころにあふれた顔が、竹下通りにあふれています。そこから1日は、木々の並ぶ表参道の大通りを下って渋谷へ。街ぜんぶが一斉に動くように見えるスクランブル交差点は、多くの人が東京を思いうかべるときに描く光景です。森の神社は静けさを求め、交差点は別の種類の驚きを求めます。そして東京は、そのどちらもまばたきひとつせずに抱えています。
- 08:30朝の静けさの明治神宮いちばん近い入り口は JR 山手線の原宿駅、または東京メトロの明治神宮前駅。神社の入口はすぐそこです。森の参道を歩いて入り、木々の下を数分で内側の社へ。人々は祈りに来ているので、静かに歩いてください。関連ガイド:明治神宮。
- 午前おそく原宿と竹下通り神社を出て駅の向こう側へまっすぐ。竹下通りは、若者ファッションとクレープの、細くてキャンディー色の背骨です。午後がいちばん混むので、午前なかばは少し落ちついています。関連ガイド:原宿。
- 午後表参道を下って渋谷へ原宿からは、表参道 — ガラス張りの旗艦店が並ぶ、東京の木々に縁どられた大通り — をゆるやかに下って渋谷へ。足がくたびれていれば、山手線で一駅です。駅前のスクランブル交差点は、みんながカメラを向けるあの場所。角では忠犬ハチ公の像が待っていて、街を上から眺めたければ、渋谷スカイが屋上の眺めへ運んでくれます。渋谷ガイドが、交差点とハチ公の物語をすべて語っています。原宿と渋谷のあいだは IC カードでタップ。
- 夜新宿で東京の夜を山手線で数駅まわれば、夜の新宿へ。歌舞伎町のネオンの渓谷、そして提灯の灯る小さな路地、思い出横丁とゴールデン街。ここでの夕食は、カウンターと数脚のスツールです。やさしくそぞろ歩いて、灯りに導かれるまま。朝の静かな森への、にぎやかであたたかい対の音。そのあとは、環に乗ってらくに帰れます。
鎌倉 — 海のそばで過ごす1日

鎌倉は、南への気軽な日帰り旅。かつて日本で最初の武家政権が置かれた小さな海辺の町で、いまは緑の丘にそっと収まった寺々が満ち、通りの突きあたりには太平洋が広がります。多くの人にとってその中心は、高徳院の 大仏。何世紀ものあいだ、雨ざらしのまま座りつづけている青銅の像です。上に建てられていた堂が流されて以来、ずっとそのまま。空の下で、ただ四季を受けとめている巨大な仏には、どこか静かに心を打つものがあります。私なら見どころのあいだを、小さな江ノ電で移動します。海沿いを、家々に手が届きそうなほど近くをがたごとと走り、駅と駅のあいだで海がひらけていきます。街への、ゆっくりとした潮風の対の音です。
- 09:00鎌倉へ出かける都心からはおよそ1時間。JR 横須賀線が東京駅と品川から直通で、JR 湘南新宿ラインが新宿と渋谷から下ってきます。IC カードでそのままタップして通れます。所要時間はファクトボックスに。
- 午前なかば高徳院の大仏鎌倉駅から 江ノ電 で数駅、長谷 へ。そこから坂を少し上れば、高徳院の大仏です。丘の中腹の庭と海の眺めをもつ長谷寺は、数分のところに。関連ガイド:鎌倉。
- 午後小町通りと古い町鎌倉駅に戻ったら、小町通りへ。長い参道の先にある町の大きな神社、鶴岡八幡宮へと向かう、にぎやかな商店街です。ここは、そぞろ歩いてつまみ食いする、1日のなかの部分です。
- 午後おそく海辺、それから帰るまだ明るさが残っていれば、江ノ電は水辺に沿って江の島の方へ進みます。夕暮れどきのすてきな道のり。それから鎌倉へ引き返して、夜のために東京へ戻ります。
日光 — 山々と、きらびやかな社

日光は、北への日帰り旅。山あいへと分け入っていくと、街とはがらりと調子が変わります。杉の森、滝、そして日本で最も豪華に装飾された社殿群のひとつ。日光東照宮は、国をひとつにまとめた将軍の霊廟です。ほかの神社で感じたであろう抑制とはうって変わって、ここは華やかに、ほとんど挑むように彫りこまれ、金にかがやいています。金箔、極彩色の獣たち、そのなかには有名な三猿も。「日光を見ずして結構と言うなかれ」という古い言いまわしがありますが、陽明門の下に立てば、その言葉がどこから来たのかが感じられます。社殿の先には、杉並木と山の空気があり、長い道のりを行くだけの価値を与えてくれます。
- 08:00日光へ出かける日光はおよそ2時間の道のり。定番は、浅草から東武日光へまっすぐ向かう 東武鉄道の特急(座席指定の列車)です。もうひとつ、東北新幹線で宇都宮まで行き、JR 日光線に乗り換える JR ルートもあります。どちらにしても、私なら早めに出発します。長く、報われる1日ですから。所要時間とパスはファクトボックスに。
- 午前おそく東照宮と社の境内日光の駅から、世界遺産めぐりのバス(またはおよそ40分、神橋を渡って歩く道)で境内に着きます。東照宮、輪王寺、二荒山神社が杉のなかに並んで建っています。私なら東照宮に、いちばん時間をかけます。関連ガイド:日光。
- 午後中禅寺湖の方へ上る時間と丈夫な足があれば、バスがヘアピンのいろは坂を上って、中禅寺湖と華厳の滝へ。社殿の背後にひかえる山々です。秋には、日本でも有数の名高い紅葉になります。道がゆっくりなので、私ならまずバスの時刻を確認します。
- 夜東京へ戻る東武日光か JR 日光へ引き返して、街へ下ります。まる1日なので、私なら夜はやわらかく過ごします。
もう1日あるなら
+1日もう1日あるなら、まったく違う2つの方向をおすすめします。どちらが「正しい」わけでもありません。ただ、それぞれ違う気分に合うだけです。
箱根へ、温泉と、晴れた日には富士山を求めて。 箱根は街の南西にある山の温泉の隠れ家で、新宿から小田急ロマンスカーで着きます。すてきなのはその環(ループ)。小さな山の鉄道がスイッチバックで上ってケーブルカーへ、それからロープウェイが湯けむりのたつ大涌谷の谷の上をふわりと渡り、そして船が芦ノ湖を横切ります。天気がやさしければ、遠い岸の向こうに富士が立ちあがります。そしてこの一周ぜんぶを、1枚の箱根フリーパスがカバーしてくれます。それを味わいつくすなら、旅館に一泊して湯につかること。(富士山には中部地方のもとに独自の WMJS ガイドがあります。富士五湖へは箱根の環とは別の路線で行きます。)
あるいは、東京湾でゆっくりの1日。 夜明け前に豊洲市場から始めましょう。古い築地から引きついだ、現役の卸売り魚市場。下ではマグロの競りが行われ、朝食は本当にとびきり新鮮。それから午後は、数分のところにあるteamLab プラネッツ 豊洲へ。郊外へ出かけるより、東京での2日目のほうに心が動くなら、こちらがやさしい選択です。
1日足りないなら
−1日時間が足りなくても、この旅はその核を失わずにたたむことができます。私なら 日帰り旅を2つでなく1つにします。鎌倉のほうが手軽で短く、日光のほうがドラマチックだけれど長い道のり。そして東京の2日には、もう少しゆとりを持たせます。あるいは 東京の半分を、ゆっくりした1日にまとめて、古い東側か緑の中心か、どちらかを選びます。私が避けたいのは、ぜんぶをもっと短い時間に詰めこもうとすること。東京は、まわりきる旅よりも、ゆっくり歩く旅にずっと多くのごほうびをくれます。いちばん心を引かれた2〜3か所を選んで、それらに息をつかせてあげてください。
ここから足をのばす
その先へこのブロックは、2つの方向へきれいに引き継げます。西へは、東海道新幹線が東京か品川から京都・大阪へ、2時間ちょっとで走ります。日本のより古い心である関西ブロックへのきれいな引き継ぎです。同じ回廊は小田原(箱根の玄関口)と富士山のふもとを通るので、西への旅の始まりに温泉の一泊を自然に組みこめます。ひとつ覚えておきたいこと。ふつうの IC カードでは新幹線にタップで乗れません。そうした長い区間には、Smart-EX に登録するか、別にきっぷを買います。
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- JNTO/Japan.travel — 日光東照宮へのアクセス
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- 小田急電鉄 — 箱根フリーパス
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- Smart-EX(JR 東海/JR 西日本)— 新幹線予約&運賃
- JNTO/Japan.travel — 東京で役立つきっぷ