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WMJS
Japan seen from space, the archipelago sweeping north past Tohoku to Hokkaido under drifting cloud at the curve of the Earth
比べて決める

北か南か — 涼やかで緑深い北、それとも火山の温かな南?

旅の追加として、あるいは2度目の旅として。日本の両端をめぐる、正直な選びかた。季節がすでにどちらを指しているか、そしてそれぞれの先に何が待っているかをご案内します。

最終確認: 2026-06-26

どちらかが「良いほう」というわけではありません。北と南は、一年をとおしてただ入れかわっているだけ。ですから本当に大切なのは、あなたがいつ旅をするか、なんです。

この問いは、たいてい2度目の旅で、あるいは東京・京都という王道への追加として出てきます。私はこの問いが大好きです。正直な答えは、順位づけではないからです。涼やかで緑深い北と、火山の熱をたたえた温かな南は、国の両端にあって、天気もまるで逆。だから本当は競い合ってはいないんです。季節ごとに、かわりばんこに主役をつとめています。

街が蒸し暑くなるころ、北はひんやりと緑のまま。ほかの地域が冬の灰色に染まるころ、いちばん南は穏やかで、海はまだ青いまま。ですから どちらが上か ではなく、あなたの旅の日程が、すでにどちらを指しているか を読み解くお手伝いをさせてください。

流氷で埋まった海にかかる橋を渡るローカル線と、その先の雪をかぶった北海道の山
涼やかで緑深い北北海道と東北
  • 涼しく緑の夏
  • ラベンダーと雄大な自然
  • パウダースノーと温泉
  • 流氷とお祭り
  • 札幌 · 仙台 · 函館

北は、ゆったりと息をしています。大きな空、どこまでも続く地平線、そして真夏にほかの土地が失ってしまう涼しさ。南だとぐったりしてしまう時期に、北海道では花に覆われた丘やのんびりしたサイクリングが待っています。年が改まれば、パウダースノーと湯けむりの立つ露天風呂が。その下に広がるのが「みちのく」東北。古いお祭り、雪国、そして多くの旅人がまだ素通りしてしまう静けさが息づいています。ここは、広々としてせかせかしない、日本のもうひとつの顔です。

正直なお話。 ここでは距離が本当に大きいんです。北は旅のスケールがそもそも別もので、こぢんまりした東京・京都の一週間よりも、飛行機が増え、移動も長くなります。それに、私はまだ東北のプランを書けていません。ですから今のところ、北の一日ごとの過ごし方は北海道のページでご案内しています。
北をプランする(北海道) →
九州中央部、幾重にも重なる火山カルデラ・阿蘇山の噴煙を上げる火口
火山の温かな南九州と沖縄
  • 火山と温泉
  • 湯けむりの地獄
  • 亜熱帯のサンゴ礁
  • 穏やかな冬
  • 福岡 · 鹿児島 · 那覇

南は、温かく、そして大地の力にあふれています。九州は火山の国。別府の湯けむり立つ「地獄」、阿蘇の広大なカルデラ、鹿児島の湾ごしに煙をあげる桜島。それらが一本の新幹線ですっきりと結ばれ、あいだあいだには奥深い温泉の文化が織り込まれています。さらに南へ行けば、沖縄はまるで別世界。サンゴ礁、亜熱帯の海、そして琉球王国ならではの食と音楽、そしてゆるやかな時の流れが待っています。

正直なお話。 南は、実のところ二つの旅なんです。九州は鉄道でつながっていて動きやすいのですが、沖縄はほとんど鉄道がなく、レンタカーが移動の主役になります。それに真夏は暑さと、ときおり台風もやってきます。私なら、一度の旅では温かい地域をひとつだけにして、もうひとつは次回のお楽しみに取っておきます。
南をプランする(九州) →

どうしても両方まわりたいなら

4〜6日
東京(乗り継ぎ)
経由地
4〜6日

北と南は国の両端にありますから、「両方」となると飛行機が必要で、たいていはあいだで東京にいったん戻ることになります。長めの、二地域をめぐる旅ですね。多くの旅人は、一度の旅ではどちらかひとつを気持ちよく楽しんで、もうひとつを次回に取っておきます。それが WMJS らしいやり方です。場所は少なく、そのぶん、じっくりと。

季節で決める

夏に来るなら(おおよそ7〜8月)
私なら に傾きます。街が蒸し暑くなるあいだも、北海道と東北は涼しく緑のまま。ラベンダーが咲き、夏の大きなお祭りも真っ盛りです。そのころ南は、暑いんです。
真冬に来るなら
どちらでも。ただし理由は正反対です。パウダースノーや流氷、雪祭りなら 。国のいちばん端の穏やかな冬なら 。もし雪が夢なら、私の 冬のプラン がその一本の道すじをまるごとご案内します。
ビーチやサンゴ礁を求めているなら
それは 沖縄 です。日本の亜熱帯の海ですね。真夏の前後、少し穏やかな時期のほうが、海は落ち着いて澄んでいることが多いです。こちらが 沖縄のプラン です。
火山や温泉に心ひかれるなら
がこの方向です。阿蘇、桜島、そして別府の地獄。とはいえ、北にも北ならではの美しい温泉の谷がありますよ。
東京・京都の旅に、数日だけ足すなら
どちらの端も東京から短いフライトですから、私なら季節に選んでもらって、さっと飛んでしまいます。そこへ向かう鉄道に一日を使うよりも、ね。

知っておきたい、運賃と所要時間

北への行き方
東京からの直行便なら、札幌の新千歳空港まで約90分。陸路だと新幹線で約8時間に乗り換えが加わりますから、多くの旅人は飛行機を選びます。
JNTO / Japan.travel(公式)確認時点: 2026-06
札幌までの新幹線
北海道新幹線は今のところ、島の南にある新函館北斗が終点です。そこから札幌まで約212kmの延伸区間はまだ工事中で、開業は2039年ごろと見込まれています。
南への行き方
東海道・山陽新幹線は福岡の博多まで通しで走っていますが、東京からとなると長い道のり。九州へは飛行機を選ぶ旅人が多いほどの距離です。現在の所要時間は公式の経路検索でご確認ください。
沖縄は鉄道でなく車で
沖縄に新幹線はありません。唯一の鉄道は那覇のゆいレール(モノレール、19駅・約17km)だけ。街を出れば島々はレンタカーが移動の中心で、到着は飛行機になります。

情報源